現状を鑑み、作り手と相談の上、架け箸では受注商品を企画することにいたしました。
この投稿では、その背景と商品の説明を掲載します。
3点ご用意がございますので、商品の説明箇所を読まれたい方は下までスクロールいただくか、
直接オンラインストアをご覧くださいませ。
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10月20日(金)現在、パレスチナ西岸に暮らす当店の作り手は無事の確認が取れています。
しかし西岸の情勢も日々変化しており、彼ら自身に危険が及ぶ可能性は拭えません。
また、ガザ情勢を受け、彼らも精神的に苦しい思いを抱えています。
それに加え、これからまさに観光のシーズンだったはずが外国人退避という状況になり、収入面も先行きが読めない状況です。
木製品をつくっているフェアトレード団体”Holy Land Handicrafts Cooperatives Society”は
”観光が全く無くなってしまった（彼らの町ベツレヘムでは約8割の方が観光業に従事しています）。海外との取引だけで人々の生活を維持しなくてはいけない”
と言っており、先週の時点で事務所を再開したものの、ガザの大規模な空爆とそれに対する抗議デモやストライキ、服喪の期間もあり、通常通りとは当然言えない状況であることが想像されます。
また先週の時点では”事務所を再開した”というメッセージに対して私が”強いね”と返したら
”強くなきゃ生きていけないからね”と返してきた担当者。
普段も、サポートしてくれというスタンスは無く、一緒にフェアトレードの大切さや哲学を届けていこう、という気持ちで協働しています。
その上で今注文が必要だ、と言っているのであれば、今にふさわしい何かを届けたいと思い企画しました。
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カバンやポーチを製作している個人ブランド”Aisha Design”のアイシャさんは、
”危険すぎて他の町に移動できず、町の経済は止まってしまっている。急ぎの仕事が無い人は家に籠っている。市街地にもたびたび軍が侵攻してくる”
という町の状況や、
“今年借りたばかりの（仕事用の）スペースを手放さざるを得なくなった（架け箸でも初夏頃にシェアした彼女のオフィスです）。8年続けてきたAisha Designを失うかもしれない”
と、自身の仕事の先行きを危惧していることを伝えてくれました。
占領下で自分のビジネスを、しかも女性一人でするなんて、胆力のいることです。
（日本でやるのだって相当大変なのだからよくわかります）
これからもアイシャさんの作品を日本で取り扱い続けるために、
来年の注文を前倒しにする形で今回企画をしました。
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では商品の紹介です。
①【アラビア文字ネーム入れ】オリーブの花咲くお箸
しっくりと手に馴染む、無塗装で優しい表情のお箸です。
麺類や滑りやすいものにぴったり。
ネーム入りの、世界に一つのお箸です。
②【素敵に国境はない】オリーブの花咲くお箸 *刻印入り
同じくオリーブの花咲くお箸（各サイズ）。
「素敵に国境はない」というメッセージが皆様と一緒に旅をしてくれることを願って企画しました。
③【2024 ver.】地場織物の箸袋
Aisha Designが製作する箸袋（カトラリーバッグ）を、
2024年のデザインでお届けいたします。
どんな組み合わせ、色味かはお楽しみ。生産完了次第、予約された皆様のご登録メールアドレスへご希望を伺わせていただきます！
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＊発送時期について＊
＊記載の発送時期は目安です。情勢に伴い、お届け時期は大きく変動いたします。
特にAisha Designの商品は治安状況によっては大幅に遅れる可能性があり、それを見越して予約を「長期予約」（24年5月発送目安）とさせていただいています。
＊いずれも生産と輸送が可能になり次第のお届けとなりますので、ご理解の上お求めくださいませ。
＊お支払い時期について＊
＊こちらのお箸、その他オンラインストアの商品はすべてご注文のタイミング＝お支払い確定となります
＊Aisha Designの2024年ver.箸袋のみ、お届けのタイミング＝お支払い確定となります
＊さいごに＊
ご関心を寄せて最後までお読みいただき有難うございます。
お店の存在を通して、現地の方々の存在が無かったことにされないよう、素敵に国境はないというメッセージを届け続けたいと思います。
尚、この3点の受注商品以外にも、情勢の影響で輸入できずにいる欠品中の商品もご予約いただけるのと同時に、今日本に在庫がある商品もお求めいただけます。
是非そちらもご覧いただけますと、当店が営業を続けていくうえでも励みになります。
有難うございます。
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