商品:ちくちく手刺繡ワッペン/その他刺繍アクセサリー
関連:クロスステッチが生まれた土地で
刺繍製品を主に担っていただいているのがリダさん。
彼女の歩みをご紹介します。
「私は1994年まで看護師をしていましたが、占領の影響で町から町への移動が出来なくなり、その時に伝統刺繍のワークショップと販売の団体を立ち上げました。
2000年に主人が健康上の理由から働けなくなってからは、私が一家の大黒柱として仕事に邁進しています。
自分で立ち上げた団体でも30~40人ほどの女性を雇用していますが、それ以外にも女性団体に参加したり、ボランティアで刺繍を教えたり、お客さんとのコミュニケーションのなかで方向性を変えてみたり、活動家の人達と交流して新しい商品を開発したり・・・
本当に、1956年生まれでもう還暦を過ぎていますが、年々活力がみなぎってきます。
刺繍が大好きですし、引退は考えていません。
パレスチナの女性は500年来クロスステッチをしていて、この芸術は聖書の時代の女性達とも通じているのです。その伝統が、今女性が家族を守る手段になっている。
若い人たちにも、もっとこの仕事の魅力を伝えたいです。設備を導入して、たくさんの人が誇りを持って働ける場所を作りたいと願っています」